子どものどこを見ますか?

先日「人を見る目がなくて」という相談を受けました。その人は若い方で、なかなかいい友だちができないのだそうです。

社会にはいろいろな集団があります。地域や学校や職場。趣味や遊び、スポーツを通じた集まりなど。

障害者支援の仕事をされている方から「発達障害の人は周りに10人いると、好きな人が2人、苦手な人が2人、関心のない人が6人といった切り分けをする」といった話を聞いたことがあります。

銀行のローン審査ではスコアリングという手法を使って、計量的に人の信用度を数値化します。

「人を見る目」は、主観、客観、目的、利害。それに集団の中での立ち位置や距離、人間関係などで判断項目とウェイトが変わってきます。「子どもを見る目」も、親の視点、学校の視点、友だちの視点で見方や評価が違ってきます。

「ミント塾の子どもを見る目」は、「1人ひとりが大切にしているものをどう伸ばすか」の一択です。『子どもの一人称目線』こそが、周囲が応援すべきものと考えています。

大切なものがまだ見つかっていない子には、その子の発芽していない興味や能力を刺激しながら、一緒になって打ち込めるものを探すお手伝いをします。