「ナイストライ!」と言ってみよう

アメリカに住んでいた頃、子どもたちが野球をやっているのを観ていたときのことです。小さな子がバッターボックスに立って、バットをかつぐようにして構えます。

そして、ピッチャーがボールを投げる。ど真ん中のストライク。まったくバットが動きません。かと思うと、自分よりも高いところのボールに手を出したり。もちろん空振り。

日本だったら「どこ見てんだよ!」とか「なにやってんだ!」くらいの激が飛んできそうな場面です。

でもアメリカでは、「Good choice! 」(よく見た)とか「Nice challenge!」(いいぞ)とか。周りの大人も友だちも、とにかく一生懸命応援してくれます。

小さなバッターだけでなく、自分もなにか元気をもらったような、とっても気持ちのいい場面でした。

「子どもをほめて伸ばす」。いろいろなところで聞く言葉です。でも一方で、依然「親の期待が子をつぶす」という事例は減りません。

ミント塾では、今年からご家庭向けのカウンセリングを始めましたが、最初のテーマを『子育てとアンガーマネジメント』にしました。

その理由はまた後ほど。