しっかり生きよう!
ミント塾にはいろんな子どもが集まってきます。勉強が良くできる子、成績がパッとしない子、なにか新しいことをやってみたい子、中学受験を目指している子、集団学習が苦手な子、不登校の子、障害を持った子とか。ほんとうにいろいろです。
ミント塾の子どもたちに共通なもの。それは「親が学校に満足していない」 こと。そしてもう一つは「子どもにプログラミング的な素養を身につけさせたいと考えている」こと。
ミント塾ではそうした子どもたちに、プログラミングやデジタルスキルを学んでもらっています。それは「明日に向かう必須のステップ」であり、「自分の成長を支える大きなエンジン」になっていくと考えているからです。
でも実はもう一つ。私たちのワークショップには、とっても大事なものが埋め込まれています。
それは『しっかり生きるライフスキル』。これからの世の中を渡っていく技をトレーニングしていきます。
「しっかり生きる」 = 好奇心 + 独学力
子どもがどんなタイプかは、接しているうちにわかります。飲み込みが早い子・遅い子以外にも、常にガイドを求める子、(親が過干渉で)なにをやるにも手取り足取りの子、教材を与えれば一人でどんどん進められる子など。
家庭の躾や塾経験で「勉強に向き合う姿勢」ができている子は、教えやすいですし、本人の学習効率も高いです。
その一方で子どもたちは、私たちにたくさんのメッセージを送ってくれます。整理された情報としてではなくカオスな発言の中に、貴重なヒントがたくさん隠されています。
そうした子どもたちとのやり取りや学習を通じて、私たちが一番大切に思っているもの。それは、『興味を持つこと』(好奇心)と『それを深堀りするワークフロー』(独学力)です。この2つが「しっかり生きる」のメカニズムです。
これが備わっていれば、大人になって世の中が右に行っても左に行っても、どうにかなります。不安な時代になっても経済力を担保してくれます。
子どもの向いている方向と興味の強弱はマチマチなので、一人ひとりにこの切っ掛けを与えて内製化させるのはとても大変です。たぶんこの辺が「教える力」「伝える力」の巧拙になってくると思います。
1人でも多くの子どもが「しっかり生きる大人」に育ってほしいと願っています。